第6次千代田区地域福祉活動計画
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皆さんは、今幸せに暮らすことができていますでしょうか。近年の感染症拡大や物価高などの影響で生活が困難になったり、あるいは以前から何かしらの生きづらさや困難を抱えて生活している方々がいるかもしれません。 千代田区社会福祉協議会では、これまで様々な事業を通して区民の生活をささえ、地域のつながりが途絶えることのないように、多様な人々と協働してきました。しかし、地域で暮らす人々の生活は絶えず変化し、常に地域社会の状況に即した実践を考えていくことが求められます。そこで早くから地域福祉活動計画の策定に取り組み、様々な事業の計画的推進を図ってきましたが、この度、社協創立70周年にあたり、第6次はあとプランを策定しました。 千代田区の地域特性として昼間人口や集合住宅の多さがあります。これまで自治会をはじめ、多様な方々による地域活動や生活支援が行われてきましたが、本計画の策定プロセスにおいて、これまでの取組では対応が難しくなってきている状況が浮き彫りとなりました。 そこで第6次計画では、身近な圏域として区内6圏域を設定し、地域住民だけでなく、多様な人々が協力しあえる体制づくりを重点課題としました。また、区民の方々の生活をささえるため、制度の狭間や社会的孤立等の問題にも対応できるように多機関多職種の連携強化やコミュニティソーシャルワーカーの配置に向けた検討を進めていくことも重点課題としました。これらは千代田区が令和4年7月に策定した「千代田区地域福祉計画2022」にも位置づけられているものです。 現在、国は地域共生社会の実現に向けて包括的支援体制の整備を図ろうとしており、重層的支援体制整備事業を創設しています。これは家族全体を横断的連携でささえていく「相談支援」、孤立のない生活に向けた「参加支援」、生きづらさを抱えた方が排除されない「地域づくりに向けた支援」等を一体的に行うものです。 第6次計画の内容は、こうした国の政策と重なるものですが、千代田区においては、その地域特性を踏まえた展開が求められます。今回の計画策定にあたっては、区が地域福祉計画策定時に行った調査結果をふまえ、策定委員会や分科会において活発に協議し、職員による地域の方々へのインタビュー調査等も行われました。地域内の多様な人々の声を聴き、関係を育み、協働していくことは地域福祉の推進において何よりも重要なことであり、計画策定のプロセス自体が今後の大きな力につながることと思います。 千代田区が策定した「地域福祉計画」と社協が策定した「はあとプラン(第6次千代田区地域福祉活動計画)」をもとに、多様な人々がつながり合い、誰もが幸せに暮らせる社会が築かれることを願っています。 令和5年3月 第6次千代田区地域福祉活動計画策定委員会 委員長 菱沼 幹男 私私私私もみんなももみんなも幸幸幸幸せにせにせにせに暮暮暮暮らせるらせるらせるらせる地域地域地域地域をををを目指目指目指目指してしてしてして もみんなももみんなも

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