後見人のための勉強会 開催しました。
「後見監督人との上手なつき合い方」をテーマに、佐野みゆき先生に講義いただきました。
どのような場合に監督人が就くのか、監督人の職務や、また、監督人との付き合い方を場面に分けてお話しいただきました。
座談会では、みなさんお茶をすすりながらこんな会話がされていました。
参加者: 後見監督人は専門職なので忙しいだろう。連絡しづらいんです。
アドバイザー:積極的に連絡を取ってよいと思います。 むしろ、どのようなところを不安 に 思っているかなど監督人にもわかるので、疑問点などあれば積極的に聞いてきてほしいです。
参:報酬を払えない人はどうするの?
ア:私の受け持ちの方は報酬をもらってない方もいます。でも今は行政の助成制度がありますよ。
参:どのタイミングで後見人をつければよいのだろう?
ア:成年後見制度利用の他に社協の金銭管理サービスを利用することもできますよ。本人を見守る人が増えれば周りが「そろそろ」というタイミングを判断できるようになります。
現状、申立て時に家裁から「信託か監督人を選んで」と言われるケースが多くみられます。
どうせなら親族後見人の方々が専門職とうまくお付き合いして、その専門性をどんどん活用し、よりよい後見活動につなげてほしいと考えています。
ただ、弁護士・司法書士・社会福祉士といった専門職と普段からつながりのある方々はなかなかいないかもしれません。このような座談会を利用して、専門職を身近な存在に感じていただければ幸いです。
これからさらに、後見監督人の選任が増えてきます。また勉強会をやってもよいと感じるテーマですね。
勉強会・座談会は、定期的に開催していく予定です。
後見活動の悩みなどございましたら、ちよだ成年後見センターにお気軽にご相談ください★