地域生活支援員研修 を行いました
『専門員の役割や業務を通して、地権事業を考える』というテーマで、
5月19日と22日で、地域生活支援員研修を行いました。
現在、地域生活支援員は、千代田区では15人。
一度に研修を行うにも日程が合わず、同内容で2回の開催となりました。
今回の具体的な内容としては・・・
☆地域福祉権利擁護事業(以下、地権)の利用者を取り巻く環境や課題の整理。
☆課題に対しての専門員と生活支援員の位置づけや、役割の確認
が主でした。
手続き支援の時間を割くのも大切ですが、
地域生活支援員の個々の利用者への気づきを最大限活かせるような。
話を聞いたり、自宅の様子、本人の様子を確認してもらい、
いつもとちがう部分を注意深く見てほしいと、思っております。
その為に、専門員は事前に様々な課題を抱えた利用者に対して、
その人らしさを聞き出したり、情報を集めます、
この過程はとても地権事業では大切なことです。
またこの過程の中で、物理的な支援の整備も行います。
公共料金やサービスの支払なども含めた部分です。
支援員に支援を依頼するまでの間、専門員は関係機関とも連携して契約の準備を進めます。
この部分の内容を、実際に使っている契約書類を用いて説明、地権事業を学びました。
(※東京では地権ですが、一般的には日常生活自立支援事業です♪)
ガイドライン・アセスメントシートなど専門員には、事業でなじみのある書類ですが、
地域生活支援員はなかなか目の当たりにすることがありません。
具体的な書類を提示していくことで、『専門員の当たり前』を
地域生活支援員と共有をしていくことになります。
専門員は支援員さんに多くをお願いし、利用者さんの為に支援をしています。
しかし、地域生活支援員があっての地権事業でもあることをお伝えしました。
今回の研修、かなり緊張したものになりました。
いつもの地権の研修ではなく、地域包括ケアシステムという現在の流れの中。
少し踏み込んだ利用者を見守る地域の資源として、
地域生活支援員の役割は大きくなってきています。
研修報告を頂きながら、自身の襟を正すとともに、利用者の為に、地域の為に、
社協が他機関と連携して、どのように地域での役割を担うか、本当にまだまだ考える部分は多いところです。
(佐藤)