講座レポート
<腰痛にならない秘訣?>介助技術研修(1日目)開催しました
昨日は介助技術研修1日目、ベッド上での介助&歩行介助編を開催いたしました。
新型コロナウイルス感染症対策の上、対面開催です。
講師は3年連続登壇いただいている介護労働安定センター東京支部の山邊潔さん。
毎年好評いただいている内容にプラスして介助の際に注意すべきコロナウイルス対策を踏まえて、お話いただきました。
まずは新型コロナウイルス感染症のおさらい。
それを踏まえての対策方法について。
施設内、訪問時などシチュエーションによって少しずつ異なる点もあるようですが
感染しない、させないために何が必要が考えることが大切ですね。
(対策をしっかりととるあまり、消毒が多く手が荒れてしまうという参加者の方のお悩みも。。。)
そして本題の介助技術について。
統計上でもそうですが、本日参加の専門職の皆様においても多くの方が介助中に体を痛めてしまったそうです。
実際の介助時の動画を見ながら、なぜ腰痛になるのか、その理由、メカニズムを理解しました。
腰痛になるのもちゃんと理由があるんですね。
(はるか昔にはぎっくり腰は魔女の仕業だと思われていたこともあるとか!)
山邊先生が実演を交えて、腰痛にならない&利用者に負担のかからないベッド上や歩行の際の介助のコツについてお話いただきました。
あっという間の2時間。
本日の学びがコロナ禍で苦労されている皆さまの介助の際の事故やケガの防止に少しでも本日の研修が役立てば幸いです。
さて12月2日に開催する2日目は車いすの介助について学びます。
<介護×医療×福祉>専門職の多職種協働研修開催しました!
11月18日に千代田区内の介護、医療、福祉の専門職が一つのテーマをもとに学ぶ、多職種協働研修を開催しました!
地域包括ケアシステムの中において、様々な職種が一つのケースで協働する機会が増え、その必要性が求められています。しかしなかなか他の職種の方の事情や視点を知る機会が少ないですよね。
今回は「認知症高齢者を在宅で支えるために」というテーマで千代田区の実情や事例からどのように支援できるか座学とグループワークを通して学びました。
複雑な要素を内包するケースにおいて、どのように向き合い、支援していくか。
一面的な専門性では解決できない課題に、様々な職種で協働して今後向き合えたらと思います。
※ちなみに今回新型コロナウイルス感染症対策として対面とオンラインのハイブリッド型で開催。
初めての取り組みで、私ども職員も慣れない進行となりましたが、新しい形の研修の可能性を感じることができました。
参加された方の感想を少しだけご紹介しますね。
・高齢者は今後増加傾向にあるため、地域包括支援センター、公的サービスについて患者様と一緒になって検討していけたらと思います。
・それぞれの職種内での体験談をお話し頂けて大変勉強になりました
今の高齢者の方は混合型の認知症や、精神疾患と認知症があるなどと複雑化しているので、本日の内容を今後業務を行う上で参考にしていきたいと思います。
・精神疾患が疑われるケースが増えていくなかで、風の谷のナウシカ語録を引かれた対応のヒントは非常に分かりやすく、今後の頼りになります。ありがとうございました。
・多職種連携、協働の意義と重要性を再認識しました。今後の業務に研修での学びを十分に活かしたいと考えます。
<100名以上の参加>介護職がつながる対話の場「kaigoカフェ@ちよだ」開催!
11月16日(月)に「未来をつくるkaigoカフェ@ちよだ」を開催しました!
共催いただいたのはもちろん、「未来をつくるkaigoカフェ」代表の高瀬さん。
ここ数年毎年1回以上コラボレートさせていただき、介護職の皆さんの対話の場として開催しておりましたが
今年度は新型コロナウイルス感染症対策として、オンライン開催です。
ゲストとして講演いただいたのは「南日本ヘルスリサーチラボ代表」の森田洋之さん。
夕張市の医療崩壊を経験し、「日本の医療の不都合な真実」をはじめ印象的な著書も多数出版されている森田さんに、このコロナ禍における介護・医療に必要な改革についてお話いただきました。
日々新型コロナウイルスの情報を目にしますが、ただ情報を鵜呑みにするのではなく、正しく理解し受け止めた上で自分がどのように行動するのか、を個々人が意識することが大切なのだと気づかされました。
グループワークも行い、参加者の皆さんと感想や現状の共有、どのような変化が介護業界では必要か時間の許す限りお話しました。
今回はなんと110名以上の方が参加されました。
なかなか対面ではこれだけの参加の機会は少ないですね。オンラインならではの繋がりの機会となったのではないでしょうか。
本日の対話や出会いが今後の介護業界の変革にきっと繋がるはず!
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
<参加された方の感想を少しご紹介します>
・凄く勉強になりました。また、グループワークで、それぞれの感想や考えを交換、共有できたので、ただ聴講するより学びが深まりました。
・医師の立場からの発言が、想像を超えていてとても分かりやすく、介護職の立場からはとても嬉しい内容でした!
・全国の皆さんと対話出来て、素晴らしい機会になりました。また参加したいです!
・なかなか、聞ける機会のない内容だったので有意義でした。ブレイクアウトで現場の方の取り組みを興味深く聞くことができ、気づきの多い時間でした。
・情報収集、情報共有を地域で行い、その人らしい健康のために何をするべきか?みんなで考えられたらなと思いました。
・人の生き方を力強く話される医療者(森田先生)に刺激を受けて、これまでやってきた事をもっと進めていきたいと感じました。
・講師の方の貴重なお話は勿論ですが、小グループでの対話で他の地域や業種の方から沢山のアイデァと勇希を頂き感謝しております。有難うございました。